※この記事は、2014年12月20日に投稿されたものです。
2階は、以下の写真のように、だーっと12畳のたたみの部屋があり、押入れがだーっとあり、押入れの上がロフトなのですが、当初中村さん達がご提案してきていたプランは、押入れよりもう少し奥行きが浅い収納が上にあり、下に窓があるプランでした。
そこを、私が収納を多くしたいために、押入れにしてもらいたいと要望したところ、窓を上にあげて、押入れを導入、押入れの上がロフトになり、空間が有効活用され、以下のような母屋の後ろ姿が実現されました。
中の図面はこんな感じ。
もし、収納が上だったら窓は家の真ん中ちょい上あたりにあったかと思いますが、このバランスのとれた美しい後ろ姿を見てしまうと、今の形がベストのように思えます。まさに建て主と建築家の協同作業で実現した母屋の美しい後ろ姿です。
ぶっちゃけ建築家と建てる家は、建築家の意見が強くて、建て主の意見は尊重されないのではないか。そんな疑問を持ってる方は少なからずいらっしゃると思います。
三谷幸喜の「みんなのいえ」に出てくる唐沢寿明演じるナルシストなイメージが大半かと(笑)
※ちなみに、本物の唐沢さんは、軽井沢の車イベントに出没されたことがあり、サービス精神溢れるとても謙虚で良い方だそうです。
実際に、某有名建築家が建てた家や建物で、寒冷地である軽井沢の環境を全く無視してしまっている建物は、少なくなさそうです。中国で、はさまれ事故が多いと話題になりましたが、あれは、建築基準を守っていないためにスキマができてしまって、好奇心旺盛な中国人が間にはさまるという説があるのだとか・・・。軽井沢では、流石にスキマの間にはさまることはないですし、建築基準は守られていると思いますが、例えば、北に向かって、片流れで屋根が下がってしまっている場合、つららができやすくなるんだそうです。なお、その真下に、出入口なんてあった日には、ぶっといつららに刺されて、怪我する可能性大だとか。(私も、つい最近、地元の方にこの話を伺い、にわか知識ですが・・・(;´∀`))
この母屋の後ろ姿が静かに語っていること。北に向かって屋根は下がっておらず、壁の部分が多い。私、中村さん達に、北側は寒いので、特別に断熱対策をしてくれ、とか、つららから、私たち家族を守ってください、というような要望は、一切していません。寒冷地でどういう対策が必要かなんて、寒冷地に住んだこともない私達には、到底思い浮かびもしないからです。
でも、中村さんと橋爪さんは、何も言わずに、ただただ軽井沢と八ヶ岳の自然の声を長年真摯に聞き続けていた結果、至って普通に、自然と人間が共存できる形を、ご提案・実現してくれました。
そこの部分は、中村さん達から、わざわざ強調されることもなかったので、後で気づいたところですが、自然との調和を死守した上で、私のわがままも存分に聞いてくれたことには、今でもとても感謝しています。
皆様がイメージするようなナルな建築家とは、ワケが違って、そういう意味でも、とても信頼のおけるノンナル建築家にめぐり会えて、幸運でした。
家は長く住む場所ですので、建築家を選ぶ際には、高くて、雰囲気かっこいいだけの建築設計をされる方ではなく、ちゃんと建て主の意見を聞いてくれて、当然のように、そこの環境に適した建物を、真摯にきっちり考えてくださるような建築家を選ぶ目を持っていただければと思います。




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